算数を伸ばす方法。まず算数・数学で一番大事なのは、計算力だ。中学受験をするしないに関わらず、計算の練習は毎日すべきだ。ましてや計算力のトレーニングをせずに、算数の成績を上げようなんて、虫が良すぎる。練習せずに、良い成績が取れるような天才児・神童なら、算数の成績が伸びないはずがない。算数の成績が酷いなら、それはまず第一に、計算トレーニングをやっていないからだろう。首都圏模試で、算数10点?!たとえば...

首都圏模試とは、首都圏模試センターが実施している中学受験模試だ。小6統一合判テスト(年6回)とか、小5統一合判テスト(年4-5回)とか、小6最難関模試などという模試を年に数回実施している。最難関模試は、実施する年としない年がある。この首都圏模試は、関東の中小学習塾が利用する中学受験のための模擬試験だ。統一合判の利点と欠点大手中学受験専門塾では、それぞれ独自に模試を行っているところもある。サピックス...

関東圏の中学受験生1万人が受験するという、首都圏模試。首都圏模試では、統一合判テストという模試で、子供の学力を測っている。首都圏模試は、関東圏の中小学習塾が参加している模試で、さまざまなレベルの生徒が受験する。そのため、はじき出される偏差値や合格可能性は、信頼されている。ただ問題は、サピックスや日能研、四谷大塚などの中学受験専門塾チェーンだ。これらの大手チェーン塾は、首都圏模試には参加していない。...

首都圏模試の統一合判テストは、非常に内容が工夫されているテストだ。学力レベルの低い生徒から、学力レベルの高い生徒まで、うまく点数が散らばるようになっている。得点と偏差値の相関関係が強くて、「何点取ればだいたい偏差値はこれくらい」というのが分かる。算数で言えば、学力レベルが低い生徒は、50点を目指せば良い。50点だと、偏差値はだいたい45くらいになる。学力レベルが中くらいの生徒は、100点を目指せば...

首都圏模試の統一合判テストは、多くの中学入試の最大公約数的な内容になっている。そのため、中学受験を成功させるには、まずこの統一合判テストで、安定的な成績をとれる学力をつけねばならない。算数に関して言えば、大問【1】の計算問題と、大問【2】の1行文章題で、どれくらい確実に点数を積み上げられるかが、最初の関門になる。計算力は。算数や数学の土台だ。なので算数の点数を伸ばすには、まず一にも二にも計算力をつ...

中学受験には、計算力が必要だ。計算力は、算数や数学、理科などで重要だが、計算が速いか遅いかは、点数に直結する。計算が速ければ、間違いに気づいてもやり直せるが、計算が遅ければ、間違うと時間が足りなくなる。それ故に、計算は常に全速力でやるようにしないといけない。ところが計算を全速力でするような指導をすると、頭からガシガシと計算してしまう生徒も多い。計算問題を見ると、何も考えずに取りかかり、「ちょっと待...

塾に通わせれば、なにか裏技的なモノを教えてもらえ、成績が伸びると考えている親御さんも多い。しかし裏技なんて、出来る子供にしか使えない事が多いし、出来ない子供に裏技を教えても、かえって良くない結果になることも多い。成績が悪い子供は記憶力もイマイチなので、間違えて覚えたり、思い出すのに時間がかかったりするし。算数の裏技というのは、複雑な計算をできるだけ避けて、簡単にする工夫であって、かなりの練習量が必...

計算ミスも、算数の点数を伸ばすために、減らさなければならない一つだ。計算ミスが多い子供は、計算問題で点数が取れない。それだけでなく、1行文章題や他の文章題でも、計算ミスが出るため、どうしても点数が上がらない。特に中学受験は、答えだけ解答用紙に記入する形だから、考え方が正しくても、計算結果が合わないと1点ももらえないのだ。そのため、算数の点数を伸ばすには、計算ミスを極力減らす必要がある。なぜ計算ミス...

計算ミスが少ない子供は、計算ミスをしない子供ではない。ミスはするが、計算ミスに気づいて、それを修正できる子供だ。出来る子供は、高得点を狙っているので、計算ミスごときで点数を落とすわけにはいかない。そのため、計算ミスを早めに見つけ、修正する技を磨いている。また、分母が異なる分数の足し算も、右に書いていくと間違えやすい。というのも、通分を間違えやすいからだ。分数を通分して、その計算結果を右に書く場合、...

計算ミスは、算数の点数に直結する。とくに中学受験の算数では、計算結果の答えしか書かないことが多いので、考え方や着眼点が良くても、1点ももらえない。計算ミスの実例それでは、計算ミスは、どうやって起こるのか。たとえば次の分数の計算を見てみよう。分数計算の計算ミスの例これは実は、私がホントに間違えた例。計算ミスを減らす方法を表すために、画像を作ろうとして分数の計算をサラサラっと書いてみたのだが、見事に間...

計算ミスは、誰でも、よくやる。私も前回、計算ミスの例を作ろうとして分数の足し算を書いてみたら、何もしないのに間違えた。数式の項の符号が、マイナスなのにプラスにしてしまっていたのだ。分数計算の計算ミスの例こういう風に、計算の途中式を右側に書いていくと、計算ミスを起こしやすい。計算する数が増えれば増えるほど、計算間違いが起こる。というのも左の式を右に移す際に、一旦数字を脳内に記憶するからだ。これを「ワ...