中学受験 学校選びの基準は?

中学受験、どうしよう。
中学受験、どこの学校を受けよう。

 

受験先を選ぶ基準には色々あるだろう。

 

たとえば大学への進学実績が良い学校。

 

東大や京大、医学部や薬学部などの難関大学・難関学科進学を目指すなら、進学実績がある学校から選ぶしかない。

 

というのも難関大学や難関学科への進学となると、学校のカリキュラムが大学受験向きになっていないと非常に難しいからだ。

 

カリキュラム的には、高3の夏休みまでに入試の範囲を終えて、秋冬はもう入試対策に完全移行していないと、現役合格はまず無理だと思えば良い。

 

たいていの場合、こういう中学は偏差値が高いのだが、ただし偏差値の高さだけで判断するのも危険だ。

 

というのも大学の附属中学や附属高校の多くは、偏差値が高い難関学校だが、残念ながら受験向きにはなっていない。

 

特に有名私立大学の付属校は、系列大学への進学を前提とした教育カリキュラムだし、外部受験する生徒が少なくてのんびりしているので、難関大学・難関学部合格を目指すのには不適だ。

 

私立大学の附属中学は、内部進学を目当てに受験する受験生が多いので、人気があって偏差値は高くなってしまっている。

 

しかしこういう系列学校は高校受験もないし、6年間も受験から遠ざかってしまうことになるので、難関大学や難関学部の合格はかえって難しくなると思った方が良い。

 

つまり難関大学・難関学部への進学を目指すなら、有名大学の付属校は避けるべきだということだ。


中学受験の偏差値は、さほど意味はない

難関大学や医学部などの難関学部進学を目指すなら、進学実績がある学校を選ばないといけない。

 

こういう場合、どうしてもまず中学受験の偏差値を参考にしてしまうが、中学受験の偏差値は、あくまでも中学受験に関するデータであって、大学受験に直接関係するわけではない。

 

たとえば偏差値45前後の私立中学でも、高校受験の際の偏差値は55以上だったり、6年後の大学受験の成績を見ると、非常に良い成績を出している学校もたくさんある

 

なので難関大学合格を目指すなら、中学受験の時の偏差値よりも、高校受験時の偏差値や、大学進学実績の良い学校を探す方が良い。

 

一方、大学進学にはこだわらず、良い環境で教育を受けさせたいと言う希望であれば、家から通える範囲で、通学が楽な学校を探す方が良いだろう。

 

良い教育を受けさせたいと言うのに、毎朝満員電車に子供を乗せねばならないような学校に、中学・高校と6年間も通わせるのは酷と言うものだ。

 

こういう場合は、自分の住んでいる場所から通える範囲に、どんな学校があるのかをまず調べた方が良いだろう。

 

そしてその中から、自分の子供に合った学校を選べば良い。


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