中学受験の勉強を始めるには、それなりの準備が必要だ

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小学6年生から始める中学受験。

 

個別指導塾で教えていると、6年生の春から中学受験を始める生徒は結構いる

 

もともと保護者が中学受験を考えていて、6年生から本格的に取り組もうというケースだ。

 

こういう生徒さんは、生徒が30人くらいしか居ない小さな塾でも、毎年一人や二人居る。

 

なので在塾の小学生に関しては、5年生の春や夏の保護者面談などで、中学受験する予定があるかどうかを確かめる事が多い。

 

というのも、6年生の春から中学受験の勉強を始めるには、それなりの準備が必要だからだ。

 

なので、一般コースの塾生であっても、中学受験する可能性がある生徒には、5年生の夏くらいから、読み書きや語彙力アップ、計算力アップのための指導を行う。

 

中学受験のための準備勉強とは?

 

中学受験には、一にも二にも、語彙力と計算力が必要だ。

 

語彙力と計算力さえあれば、あとは猛勉強と2科目受験で、そこそこ良い中学に合格できる。

 

といっても、日能研の「計算と熟語」を少しやり、語彙力トレーニングから宿題を出す程度だが。

 

もちろん一般塾で、しかも中学受験するかどうか分からないのに、中学受験用の指導を行うのは、少し問題があるかも知れない。


 

読み書き、語彙力、計算力は、全ての塾生に指導したい

中学受験する生徒と、公立中学に進む生徒では、使うテキストも勉強内容も、全然違う。

 

そして指導料金も、一般塾生と受験生では、何割か違う。

 

そのため、一般コースの塾生が、中学受験生と同じテキストを使って指導を受けておれば、中学受験コースの生徒の保護者から、文句が出かねない。

 

「たくさん金を払ってるのに、なんで一般塾生にも同じ指導をするのか」という風に。

 

ただし塾側としては、生徒が中学受験する場合と、公立中学に進む場合の両方を考えて指導するしかない。

 

そのため、語彙力や計算力アップに限って、指導だけ行うことになる。

 

語彙力や計算力は、勉強の基本中の基本なので、努々(ゆめゆめ)おろそかにはできないし、生徒が公立中学に進学してからも、重要だからだ。

 

個人経営の塾や、個別指導を謳っている塾であれば、この程度は裁量の範囲内でやってくれるはずだ。

 

時間制で個別指導しているのであれば、何をお願いするかは、関係ないしね。


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