冬期講習で、突然伸びる生徒もたまにいる

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受験直前の冬期講習は、受験範囲の総復習をすることが多い。

 

御三家や早稲田・慶應などといった難関校を受験するような優秀な生徒の場合は、そんなモノはもう夏休みにとっくに終わっているのだが、たいていの生徒は総復習だ。

 

というのも入試を一ヶ月後に控えた時期に、新しいことをやっても定着しないのだ。

 

それよりも、今まで理解できなかったことを理解し直す方が、実は学力のアップにつながる。

 

変な話、理解のあちこちに穴があるからこそ、その先に進めないわけで、それが埋まると、途端に学力が上がったりする。

 

今までハマっていなかった歯車が噛み合って、まるで別人のようになる生徒も、何年かに一人くらいはいる。

 

小学六年生の秋までは、筆圧も弱くて、ミミズの這ったような字を書いていたのに、なぜか冬休みに突然しっかりとした漢字を書ける子供もいたりして、かなり驚いた経験もある。

 

まあもちろん、ダメな生徒は、そのままダメなままなんだけどね。


 

何がキッカケで学力が伸びるかは、分からない

変な話、何がキッカケで学力が伸びるかは、全く分からない。

 

高校受験を控えた男の子が、彼女ができたことで、俄然やる気を出すようなことは、よくある。

 

しかしそれでも、学力が上がるには半年くらいはかかる。

 

と言うのも基礎学力がないと、学力というのはそんなに急に上がらないからだ。

 

一方、一昔前に落ちこぼれの女の子が、慶応に合格した話がビリギャルとかいう本にまとめられていた。

 

ところがよくよく読むと、このビリギャルは中学受験を経験しており、しかも上位校に進学していて基礎学力は十分あったようだ。

 

基礎学力が整っていて、受験勉強の経験もあったわけだから、あとはもう方法論と「やる気」があれば、半年で有名大学に合格するのも、不可能ではない。

 

つまり「基礎学力」と「根気よく勉強する習慣」の両方がないと、学力は伸びないのだ。

 

冬期講習で伸びる生徒とは

冬期講習で伸びる生徒というのは、2タイプに分かれる

 

まず第一は、基礎学力に穴があって伸び悩んでいた生徒。

 

こういう生徒は、基礎学力の穴が塞がると同時に、学力が伸びやすくなる。

 

もう一つは、基礎学力は整っているが、やる気がもう一つなかった生徒。

 

こういう生徒は、ちょっとしたキッカケで猛烈な勉強を始めて、一気に学力を上げる。

 

そうして、12月の模試では第一志望がB判定以下だったのに、見事第一志望の中学に合格したりするのだ。

 

逆に言うと、

6年生の夏以降の家庭学習ミニ模試に

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