首都圏模試の得点と偏差値と志望校の関係
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首都圏模試の統一合判テストは、非常に内容が工夫されているテストだ。
学力レベルの低い生徒から、学力レベルの高い生徒まで、うまく点数が散らばるようになっている。
得点と偏差値の相関関係が強くて、「何点取ればだいたい偏差値はこれくらい」というのが分かる。
算数で言えば、学力レベルが低い生徒は、50点を目指せば良い。
50点だと、偏差値はだいたい45くらいになる。
学力レベルが中くらいの生徒は、100点を目指せば良い。
100点前後だと、偏差値はだいたい55くらいになる。
中学受験は志望校ごとに問題が異なるし、出題傾向も違っている。
そのため、何に重点を置くべきかが分かりにくいのだが、その最大公約数的なテストが、首都圏模試の統一合判テストだと思えば良い。
つまり統一合判テストで、毎回しっかり点数取れるような学力が、中学受験のベース学力だと言うことになる。
そしてそのベース学力をつけた上で、志望校の入試問題の傾向に合わせた対策をすれば、本番の中学受験の成功率も高くなることになる。
算数は、何を勉強すれば良いのか
首都圏模試の算数の出題形式については、首都圏模試の構成とカラクリ 算数の場合のところで少し触れた。
統一合判模試の算数の出題形式は、大問【1】が計算問題6題、大問【2】が1行文章題6題、となっている。
大問【3-6】は、図形だとか比例だとか速さだとか濃さといった単元別の問題になっている。
配点は大問【1-2】が各5点、その他の大問の小問1も、ほぼ5点となっている。
この5点の問題を全て正答すると80点になり、偏差値は50弱くらいになるイメージだ。
これらは中学入試の殆どに共通する出題形式で、超難関校以外は、似たような形式になっている。
ただ一つ一つの問題の難易度は、学校によって様々だ。
上位校でも、やさしめの問題を並べている中学もあるし、中位以下でもなぜか難しめの問題を並べている中学もある。
それでも共通して言えるのは、その他の問題よりは、確実に解きやすい問題だと言うことだ。
難しい問題を避けて、解きやすい問題を正答していくのが、中学受験の正攻法なので、この5点問題は、とにかく解いて点数にしないといけない。
首都圏模試 過去問集
具体的に、どんな内容かは、過去問集が出ているので、参考にして欲しい。