算数の基礎力を鍛える

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首都圏模試の統一合判テストは、多くの中学入試の最大公約数的な内容になっている。

 

そのため、中学受験を成功させるには、まずこの統一合判テストで、安定的な成績をとれる学力をつけねばならない。

 

算数に関して言えば、大問【1】の計算問題と、大問【2】の1行文章題で、どれくらい確実に点数を積み上げられるかが、最初の関門になる。

 

計算力は。算数や数学の土台だ。

 

なので算数の点数を伸ばすには、まず一にも二にも計算力をつけないといけない。

 

計算問題では、基本の計算手順や、計算力のあるなしが試される。

 

一方、1行文章題とは、様々な文章題の一番簡単な形である。

 

算数の様々な単元の知識や基礎が出来ているかどうかは、この1行問題で試される。

 

そのため低位校では、計算問題と1行問題の基礎問ブロックで8割くらい正答できれば、合格できることも多い。

 

というのもテストの配点がこの基礎問ブロックに偏っているからだ。

 

公式発表の合格最低点が55点になっていても、より低い点でも合格になったりしてビックリけど。


 

入試のための計算力とは?

中位校以上の中学の入試では、計算問題と1行文章題の基礎問ブロックは、落としてはいけない部分だ。

 

間違えても良いのは1問か2問くらいで、それ以上間違えると、合格点に届かない。

 

基礎問ブロックと、そのあとの大問の1つめの問題を全部解くくらいが、合格最低点だと思えば良いだろう。

 

そしてさらに2問ほど解ければ、合格はグッと近付く。

 

そのために必要なのが、計算力と計算の工夫だ。

 

1-2問しか間違えてはいけないと言うことは、計算があっているかどうか、検算も必要だ。

 

計算して、それが合っているかどうか、検算で確かめる。

 

同じ計算を、違う方向から計算してみるという方法もあるだろう。

 

最初は上から順に足していって見るが、検算では下から足していくとかね。

 

そうなると、一問解くのに何度も計算することになるから、計算スピードや計算の工夫は絶対必要だ。

 

特に大きな差になるのが、円周率3.14を含んだ計算だ。

 

円周率は、円や扇形の面積や、円柱・塩水の面積計算に出てくる。

 

そのため円周率を含んだ計算式を、いかに正確に速く計算するかは、中学受験算数の大きなテーマになる。

 

 

中学入試算数の基礎テクニック


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