算数の単元と伸ばし方 数と式記事一覧

算数の初歩は、足し算だ。足し算なんて簡単な計算だと思うが、実はそんなに甘くない。まず小学4年生から、小数の足し算が入ってくる。さらに5年生では、分数の足し算も入ってくる。分数の足し算では、分母の異なる分数を通分して足すわけだが、これも5年生の最後の方に出てくる。中学に入れば、負の数(マイナス)の足し算や文字式の足し算が加わる。さらに3年生になると、ルート(無理数)の足し算も出てくる。こういう風に、...

足し算は侮れない。足し算の第一関門は、繰り上がり算だけれど、その次の難関が、小数の足し算だ。実は、小数の足し算は、中学1年生になっても、間違える子供がいる。小数のイメージが上手くできていなくて、1 + 1.3 = 1.4みたいな間違いを起こす。やってることは、10 + 200 = 300みたいなことなんだが、本人は気づかないもちろん間違いを起こしている本人に、10+200を問うたら、210と答える...

小数という概念は、かなり新しい。というのも小数が数学に持ち込まれたのは、なんと16世紀末だ。小数点を使い、小数部分を小数点の右側に書くようになったのも、17世紀くらいだ。さらに十進法の位取りが広まったのは、フランス革命以降のことだそうで、200年ちょっとの歴史しかない。それまでのヨーロッパでは、1よりも小さな数字は、エジプト式分数で表していて、計算には特別な技能が必要だったらしい。そこで、インド数...

算数は、計算力があっての科目だ。計算力が無いと、算数の点数は伸びようがない。計算力が無い子供は、算数ができるようにはならない。そのため、兎にも角にも、まず計算力を養わなければならない。計算力があるかどうかはまず、割り算のスピードを見れば分かる。割り算は小学校3年生から教わるが、桁数が増えてくると計算力の差がハッキリする。というのも、割り算は整数の計算の総合力が試されるからだ。

記憶はしょっちゅうスリ替わる「しかし何でこんな事が起こるんだろう?」と私もずーっと思っていた。が、実はこういう記憶のすり替わりって言うのは、日常生活でいつも起こっていることだった。つまり何かを思い出そうとしたとき、脳は適当な答えを探して出してくるようにできていたのだ。子供が言い訳をするとき、突拍子もないことを言い出したりするが、要するにそう言うことだったのだ。だから小数の足し算の計算も、それより新...