太った子供と、おしゃべりな子供は、勉強から逃げる
更新日:
太った子供と、おしゃべりな子供は、かなりの確率で勉強ができない。
この二つが重なっていると、さらに重症だ。
というのも太ってておしゃべりな子供というのは、たいてい「勉強が嫌い」で「勉強から逃げる」のがうまいのだ。
太っているのは、お菓子などの甘い物が止められないためだろう。
おしゃべりなのは、自分の欲望を伝えたり、嫌なことから逃れるために、他人を煙に巻くための行動だと思われる。
こういう子供はおそらく、勉強しなくても欲しいモノを与えられ育ってきているのだろう。
あるいは駄々をこねたり、大騒ぎすることで、欲しいモノを得るような育ち方をしているんだろう。
だから「勉強なんて何の役に立つねん」「勉強みたいなもん、やる奴アホや」みたいな感じで、何が何でも勉強しないで済ませようとする。
テストも答えを見て丸写しするのが「賢いやり方」だと思っていたりして、「答えを見せろ」と凄んでくる子供さえいる。
小太りでおしゃべりな子供は、勉強などしなくても、駄々をこねれば欲しいモノが手に入ったので、まるで勉強しないというわけだ。
だから新しく塾に来た生徒さんを見たときに、小太りでおしゃべりだったら、「またえらい子供が来たな」「えらい手がかかりそうだな」と思う。
というのもこういう子供はたいてい、糖質依存症(炭水化物中毒)になっていて、非常に凶暴になっているからだ。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
小太りの子供や、おしゃべりが止まらない子供は、じっと座っていることができず、隙があればすぐに席を立とうとする。
こういう風にじっとして勉強できない症状は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と呼ばれるが、通常は小学校低学年の症状で、年齢が上がる毎に減っていくものだ。
ところが学習塾に連れてこられるような生徒の場合、高学年になっても落ち着いていない奴もいて、ひどい場合は中学3年生になっても、じっとしておられない生徒もいる。
で、いろいろ観察してみると、どうも単なる発達障害とは様子が違うようだ。
というのも発達障害の場合は、動くモノや音に反応することが多くて、チラチラ動くものやクルクル回転するモノに反応する。
くるくる回っているモノの前に立ち尽くして、何をするでも無しにぼんやりとそれを見続けていたりする。
ところが小太りの子供の場合はそういうわけではなく、嫌な勉強から逃れるチャンスを狙っていたり、先生の目を盗んでジュースを飲んだり、チョコレートやコーラなどの甘いモノを食べようとするのだ。
そして、それを注意して止めさそうとすると、なんだかんだ理由をつけて、甘いものを食べたり、勉強をしなくてすむように駄々をこねるのだ。
小太りの子供というのは、何らかの理由で欲望が制御できず、甘いモノが手放せなくなっているということらしい。
そこで最近わかってきたのが、「砂糖中毒・糖質依存症」というものだ。
甘い物や炭水化物には中毒性があって、それがキレるとイライラして凶暴性が増すんだね。