漢字練習は、語彙力アップ教材でやる
更新日:
漢字練習は、方眼ノートを使って3回ずつくらい練習するのが良い。
8ミリ方眼とか10ミリ方眼ノートは、大手の100円ショップで売ってるのでたくさん買ってきて練習すれば良い。
また漢字を一文字ずつ練習するのではなくて、熟語を単位として練習するのが良い。
小学校4年生くらいから、学校では抽象的な言葉が増え始める。
しかし抽象的な言葉は、日常生活では使わない言葉も多いので、とにかく使う頻度を増やさねばならない。
なのでよく知ってる言葉に混ぜて、抽象的な熟語を練習させれば良い。
知らない言葉ばかり練習するのは、子供でなくても辛いことであるので、知ってる言葉7割、知らない言葉3割くらいにする。
教材は、熟語の意味が載っている語彙力アップ教材を使うと良い。
漢字の練習なのに、なぜ語彙力アップ教材を使うのかというと、漢字練習問題集と語彙力アップ教材には、大きな違いが一つあるからだ。
というのも、漢字練習問題集は、学年別・級別に編成されていて、レベル別に漢字が載っているのだが、たいていの場合、大きな欠点がある。
それは「言葉の意味」が載ってないのだ。
そのため、塾で生徒に練習させるにも、適当な問題集がなかなか無かった。
学年別で単語の意味が載っているのは、現代文のカリスマ講師・出口汪(でぐち・ひろし)さんの「漢字・言葉のトレーニング」くらいで、他の問題集で言葉の意味が載ってるモノは皆無だった。
一方、語彙力アップ教材は、学年別に編成された問題集ではないが、言葉に焦点が当たっていて、言葉の意味もしっかり載っている。
★熟語が中心の語彙力アップ問題集(基礎)
★熟語が中心の語彙力アップ問題集(中級)
辞書を引かずに語彙力を増やす方法
漢字・言葉の練習は、語彙力アップ教材と方眼ノートを使う。
手順としては、読み方の特訓を行って、読めるようになったら字を書く練習をする。
読み書きが同時にできる必要は無くて、とにかくまず読めるようになることが重要だ。
人間の脳は、言葉を音で認識している。
頭の中に音がなければ、その言葉は存在しないのも同然なのだ。
そのため、最初はもうとにかく単語を読めるようになることを最優先にする。
読み練習を多くして、書く練習は少しにする。
というのも読めるようにならないと覚えられないし、国語の文章そのものが読めないからだ。
言葉の意味は分からなくても、読めればだんだん意味が分かってきたりもするし。
そして「辞書を引く回数を減らす」。
学校では、分からない言葉は、辞書を引いて調べろと指導されるが、実は辞書引きは時間がかかって非効率だ。
辞書を引く癖をつけることは重要だが、辞書ばかり引いていたら勉強時間が足りなくなる。
そのため、先に語彙力アップ教材を使って、言葉を頭に叩き込んでおく方が効率的になる。
これは中学や高校の英語の学習でも同じで、最頻出の重要英単語を300単語くらい、まず覚える。
熟語も最頻出熟語を、100くらいまずしっかり覚える。
これを先に行うことで、辞書を引く回数が圧倒的に減る。
つまり、最頻出の単語・語彙を先に学習し、徹底的に反復練習することで、後々の学習効率が劇的に良くなるのだ。
そのためにまず、国語の問題集に取り組む前に、語彙力アップ教材を使って、徹底的に基礎語彙力を叩き込む。
漢字練習用の問題集には、単語・熟語の意味は載っていないことが多いが、語彙力アップ教材には、言葉の意味が必ず載っている。
なので分からない言葉が出てきても、一々辞書を引いて時間をムダにする事が無い。