とにかく読み書きと計算に時間を掛ける
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小学校6年生の夏休みから中学受験に挑戦する場合、一体何をすれば良いのだろうか。
大手進学指導塾の夏期講習なら、およそ4週間にわたって総復習をしてくれる。
なので夏期講習に参加して、食らいついていくのも良いかも知れない。
ただこれは、勉強が本当に得意な子供でないと、難しい。
読み書き計算が得意で、小学校の授業も物足りなすぎるような、神童でないと、ダメだろう。
さらに親が、塾で教わったことを復習させたり、読み書き計算の基礎トレーニングを毎日見てあげられないと、難しい。
一方、勉強がそれほど得意でない子供の場合、あんなハードな夏期講習には、たぶん耐えられない。
小6受験生の夏期講習カリキュラムは、毎日6時間くらいあるのだが、それに子供が耐えられるかどうか。
読み書き計算が危うい子供の場合、恐らくは冷房の効いた部屋で、ぐっすり眠って帰ってくる事になるだろう。
と言うのも、夏期講習の授業では、謎の言葉を、呪文のように延々聞かされることになるからだ。
人間というのは、分からない言葉が飛び交っていると、イライラしたり、やる気がなくなったり、眠くなっていく。
そうなると大抵の子供は眠気マックスで、殆どの時間、ウツラウツラになりかねない。
これでは何をしに塾に行っているのか、わからない。
個別指導塾の門を叩いても、そう簡単ではない
生徒が冷房の効いた部屋で、ウツラウツラするのは、一斉授業だけでなく、個別指導でも同じだ。
勉強が出来ない子供というのは、とにかく文章が読めないので、漢字の読みや、語句の意味を、まず詰め込む。
しかし読みでも知識でも計算でも、マンツーマンで詰め込めるのは、30分くらいが限度だ。
だから、それを過ぎると、殆どの子供がウツラウツラし出す。
こうなると、それ以上、勉強させてもムダである。
なのでフリータイム制の個別指導であれば、半時間ほど休憩させるか、自習させてから、また詰め込み勉強を再開したりする。
中学受験を始めるなら、まず読み書きと計算力
勉強が出来ない子供は、勉強するという習慣も持っていないし、そもそも読み書きや語彙力が本当に無い。
普通に小学校で100点を取ってくる子供でも、中学受験レベルでは、読み書きや語彙力は穴だらけだ。
なので、語彙力を鍛えるためのドリルを使って、とにかく読みを特訓する。
30分、マンツーマンで読みの練習をして、そのあと30分ほど自習、そこからまたマンツーマンで読みの練習をして、また30分自習。
これを毎日4~5時間やって、基礎学力を叩き込む。
難しい中学受験に挑むのには、それくらいのトレーニングは絶対必要だ。