最後の模試から入試本番までにすべきこと

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9月からの模試は12月に終わる。

 

この最後の模試が終わってからが、最後の実力アップのチャンスだ。

 

特に冬休みから入試直前までは、最終チェックを兼ねた総復習をして、基本事項に欠けや落ちがあったら、徹底的に穴を埋めないといけない

 

小6の秋までは新しい勉強を進めたり、模試に備えなければならなかったので、こういう基礎的な復習や訓練は後回しだった。

 

漢字の読み書きや算数の一行問題などは、塾ではなかなか時間が取れないので、家庭学習任せだった。

 

しかし受験まで、あと8週間ともなると、今度は復習の方が有益になってくる。

 

というのも苦手でできなかった難しい問題が、あと2ヶ月でできるようになるかというと、そういうことはなかなか無い。

 

なので難しい問題が解けるように努力するよりも、今できることを確実に早くできるように、何度も何度も繰り返し復習する。

 

入学試験・受験というのは、減点法では無く、点数を積み重ねていくものだから、難しい問題で点を取れるようにするよりも、取れる点数を確実に取っていく方が重要なのだ。

 

試験というのは、解けるはずの問題が本番で解けなかったから落ちるのであって、解けるはずの問題を全て解いた上で、難しい問題に挑戦するのが合格への最短距離だ。

 

こういう基礎的な復習を繰り返すことによって、今までできなかった問題も、多少はできるようになる。

 

応用問題を解くには、基本問題が解けないといけないから、総復習で基本問題が確実に解けるようになってくると、応用問題も少しは解くチャンスが生まれると言うことらしい。

 


受験校の入試対策も必要。しかし過去問をやるにも順序がある

12月の最後の模試が終わったら、総復習の他にも受験校対策が必要だ。

 

総復習は必ずやらねばならないが、受験校対策も必ずやらねばならない

 

というのも中学の入試というのは、学校によって様々で同じでは無いからだ。

 

たとえば算数には計算問題と、シンプルな一行問題(基本問題)、そして応用問題が出題される。

 

だが同じ偏差値レベルの中学でも、素直な問題を並べてくる中学と、難しめでひねった問題を出してくる中学がある

 

問題集の例題や基本問題のような、素直な問題を並べてくる中学の場合、平均点が上がってしまうので合格点は高くなる。

 

そのため点数をたくさん取らねばならないので、計算問題と一行問題で点を落とさないような指導になる。

 

一方、難しめでひねった問題を出してくる中学の場合は、平均点が下がるので合格点は低くなる。

 

難しくてひねられた問題だと、全く解けなくなる子供も多いので、1問でも2問でも、解ける問題を見つけて、それを確実に拾っていくことが重要になる。

 

ひねった問題だと、解けない場合はどうしようもないから、解ける問題を少しでも見つけて積み上げていくしか無いのだ。

 

過去問がシンプルな出題の場合は、基本問題の部分だけ、9月頃からやり始めれば良いが、ひねった問題は、素直な問題がスラスラ解けないと解けないので、12月の模試が終わってからでしか取り組めない。

 

単純に受験するからと行って、やみくもに過去問をやれば良いというわけでは無くて、素直なシンプルな過去問からまず解けるようにしてからでないと、ひねった出題の中学の過去問には取り組めないのだ。

 



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