小6夏休みからの中学受験は、無理難題
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小学校6年生の夏休みから、中学受験を始めるのは、かなり難しい。
というのも他の受験生は、5年生の初めくらいから中学受験のための勉強を始めている。
なので小6夏前の時点では、すでに15ヶ月くらいの差が付いている。
勉強時間で言えば、だいたい1,000時間から1,500時間くらいの差が出来ている。
一方、中学受験の本番の入試は、翌年の1月下旬から2月くらいだ。
だからこの15ヶ月分、1,000時間以上の勉強の遅れを、わずか半年で追いつかないといけない。
中学受験の特殊性
さらに言えば、中学受験の勉強というのは、普通の小学校では習わないような特別な内容だ。
読み書きや計算は、小学校でも習う内容と同じだが、難易度ははるかに高い。
だからいくら小学校のテストで、毎回100点を取ってくる子供でも、かなり厳しい。
ましてや、普通の小学校のテストで100点満点がとれない子供が、たった半年の勉強で中学受験なんて…。
高校受験や大学受験なら、公立学校でも教えられている内容が出題範囲になるので、新たに学ぶことはさほど多くない。
が、中学受験は、算数では計算は難しいし、ツルカメ算や植木算など、様々なノウハウが必要だったりする。
小学校6年生の夏休みからの中学受験は、そんなわけで、ほとんど無理難題だ。
と言うことを踏まえた上で、塾に相談に行って欲しい。
普通の子供は、個別指導でないと、難しい
6年生の夏休みから私立中学を目指すなら、ホントにもう、朝から晩まで勉強漬けでないと難しい。
そもそも他の受験生が5年生の初めから15ヶ月もかかって勉強してきた内容を、それをわずか半年で追いつかないといけないわけだから、余程の神童でないと難しい。
もちろん、中学受験専門塾の夏期講習は、受験範囲の総復習になっているので、地頭が良く、やる気がある子供であれば、夏期講習に挑戦してみるのも良い。
ただし、今まで1日2時間くらいしか勉強してこなかった子供が、毎日6時間以上の勉強に耐えられるかどうか。
他の受験生が、15ヶ月かかって頭に入れた内容が、頭に入るかどうか。
中学受験がこんなに大変だと知った子供が、勉強嫌いになる可能性も高い。
そうなると、大手塾の夏期講習には行きたくないと駄々をこねだしたりして、結局続かない。
勉強に対するやる気を失うと、もう一斉授業にはついて行けない。
ということで、個別指導塾の門を叩くことになる。