塾選びのポイント 個別指導か集団授業か?
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成績を上げる、学習塾選び。
ひとくちに学習塾と言っても、いろんな種類の塾がある。
大きなチェーンの塾もあれば、個人経営の小さな塾もある。
一人の講師が大勢を教える塾もあれば、1対1や1対2など、少人数を教える塾もある。
講師も、30代以上の講師が教える塾もあれば、大学生をアルバイトで雇って教えさせる塾もある。
なので、たくさんある塾の中から、どういう塾を選べば良いのかは、なかなか難しい。
だからいろいろなポイント上げていくことにするが、最初のポイントは「一斉授業(いっせいじゅぎょう)」か「個別指導(こべつしどう)」かということだ。
一斉授業とは、一般の学校のように教室に生徒を集めて、みんなで同じ単元の勉強をするという授業スタイルだ。
もう一つの個別指導とは、生徒一人一人に別の事を教えるスタイルだ。
この二つは、かなり授業スタイルが異なる。
まず集団一斉授業は、学校と似たようなスタイルだから、想像するのはそう難しくはないだろう。
このスタイルだと、決まった時刻に教室に行かねば、授業は受けられない。
塾に行かねばならない時刻が決まっているので、病気や怪我、その他の事情で欠席すると、その回の授業は受けられなくなってしまう。
また授業の進行速度は、基本的に上位の生徒、つまり勉強の良くできる生徒にあわせられるので、できない生徒は落ちこぼれてしまう可能性も高い。
もちろん最近は講師の授業を撮影しておいて、あとでパソコンなどで見ることができるような塾もあるが、それを子供が果たしてみるかどうかは、お子さん次第だ。
個別指導とは
学習塾には「一斉授業」方式の塾と、「個別指導型」の塾がある。
一斉授業式の塾の授業は、同じ学年の生徒を一つの教室に集めて、みんな同じ単元の学習を進める塾だ。
それに対して「個別指導の塾というのは、生徒一人一人の学力や学習進度に合わせて、授業をしてくれるスタイルである。
個別という響きから講師と生徒が、1対1であるようなイメージを持たれる方もいるだろうが、個別指導と言っても千差万別である。
講師と生徒が小さな教室で1対1で指導する場合も、1対2や1対3といったグループ指導もある。
また大きな教室に様々な学年の生徒を集め、それぞれの生徒に別の勉強を指導する塾も多い。
個人経営の塾などでは、一人の先生が、3人から5人くらいの生徒の勉強を、同時並列的に見ているというような場合も多い。
だから教室にいる生徒が、全員同じ単元の勉強をしているのが一斉授業で、それぞれ別の科目や単元を勉強をしているのが、個別指導の塾だと思ってもらえば良い。
全国チェーンの個別指導塾などでは、細かい間仕切り・セパレーターを作って、そこで生徒を座らせて勉強させ、講師が巡回するという方法だね。
一斉授業の場合は、一人の講師が大勢の生徒を担当するので、授業料が比較的安いというメリットがある。
しかし生徒の基礎学力に大きな差がある場合、できる生徒に合わせて授業を進めるので、基礎学力が無い生徒は、置いてけぼりになる危険性がある。
大きな塾なら、実力テストを行って、能力別クラス編成ということもできるが、小さな塾だと、そういうことはできないから、結局もう一つ別の塾に通う受験生もいたりする。
一方、個別指導の場合は、授業料が高くなるが、生徒それぞれの学力やニーズに合った授業をしてもらえる。