ダブル・スクールとは?
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成績を上げるための学習塾選び。
ダブル・スクールもやってみる価値はある。
子供を通わせる塾は、なにも一つでなくても良い。
一斉授業塾と個別指導の塾と、それぞれに長所短所があるなら、その両方をうまく組み合わせるのだ。
これを「ダブル・スクール」なんていうが、一斉塾通いで成績が上がらないようなら、ダブルスクールも試してみる価値がある。
実際、大手の中学受験塾と、個別塾の両方を利用する生徒もいるし、受験塾の補習を売りにしている塾や家庭教師もある。
「予習シリーズ対策コース」「日能研対策コース」「SAPIX対策コース」なんて感じで宣伝していて、大手塾の教材について熟知した講師がいたり、大手塾のやり方に詳しい家庭教師を派遣してくれる。
わざわざこういう風にコース名までつけているところを見ると、大手塾に通いながら補習塾や家庭教師を使う家庭が少なからずあるのだろうなと言うことが分かる。
一斉授業のデメリットはもちろん大手塾も分かっているので、それを補う演習型授業をやっているところもあるし、個別指導サービスや個別塾を系列に持っていたりもする。
まあでも、せっかくダブルスクールをやるなら、別の価値観を持った塾や先生に習った方が良いから、系列塾でないほうが良いように思う。
費用は高くつくけど、大手塾に通わせ続けたいなら、親が補習するか、お金を払って他人に頼むしかない。
一斉授業のデメリットは、子供の学ぶ力に依存すること
大手の有名進学塾・受験塾に、高い金を払って通わせているのに、成績が全然上がらない。
そういうときに、別の個別指導塾や、家庭教師を頼むという方法がある。
これを「ダブルスクール」なんていう。
なぜダブルスクールが必要になるかというと、これはもう子供の学習能力が足りないからだ。
一斉授業の大きな欠点の一つは、生徒に聞く力が無いと、何にも残らないことで、生徒の「学ぶ力」次第で成績が全然違う。
好奇心旺盛な生徒の場合は、とにかく何にでも興味を持ち、スポンジが水を吸うように、どんどん知識を吸収していく。
授業というのは常に新しいことをやるので、好奇心旺盛タイプの子供にとっては、未知との遭遇であり、頭になじみやすい。
一方、成績が悪い子供は、自分が興味のあることしか覚えないので、いかに面白い授業をやっていても、まるで頭に残らない。
要点がなんなのかを見つける力も無いし、そもそも要点を見つけようという気なんか無い。
ただ終了時間が来るまで机に座って、消しゴムのカスを丸めてみたり、シャープペンシルを分解したりして暇つぶししているだけだ。
勉強というのは、講義を聴くこと(インプット)だけではダメで、聞いたことを口に出したり書いたり(アウトプット)しないと、記憶には定着しない。
また失敗したことと言うのは記憶に残りやすいので、山ほど失敗すると言うことも重要なんだけれど、成績が悪い子供は失敗を恐れて挑戦しない。
個別指導塾や家庭教師であれば、一斉授業よりも多くのアウトプットを迫られるし、その分、色々失敗するので、学習効果も上がりやすいのだ。